FAXが届いた。
記録紙がありません、といわれた。
右往左往した。
以上、今回の予告編です。
FAXが届きました。
内容はモニターでのぞくことができます。普段は、ざっと見れば済むものや広告的なものはそのまま削除します。
そのFAXは夫宛て。
プリントしないと読みにくい。
と思って、印刷ボタンを押したら、音が鳴るのです。「記録紙がありません」といわれるのです。
おかしいな、最近使ってないんだから、切れるはずないのにな。
でも、買ってあったはず、ほら、ここに…と探したら、デスクライトの蛍光管だったという…(箱の形状で、FAX用品だと思いこんでいた)。
買いにいくしかない? amazonで頼む?
いずれにしても型番がわからないといけないし、セットの仕方も確かめないと…。
本体を開けてみても、記録紙の「芯」的なものは見つからないし、戻そうとするとうまくいかなくて、ピーピー鳴るし。
ごとごとやっていたら、黒いロールがセットされているのを発見しました。
そこで、やっと気づいたのです。
「これ、感熱紙のじゃない…」
普通紙を挿して、そこに印刷するんだった!
記録紙は、自分で持ってきて入れればいいのです。さっき見た黒いロールが「インクリボン」(インクシート?)なのです。
紙を入れたら、普通に印刷できた…。
買い物はしなくてすんだけど、ショックで。
忘れていたことが…というより、自分の記憶の中のFAXが初期の、感熱紙がずるずるずる、と吐きだされてくる(先に内容を確かめることもできないので、まちがいFAXでもずるずる出てくる)…そんなタイプのものだと思い込んでしまっていたことが。
わたしは文通歴が長くて、人数も多くて、その話は割愛しますけど、こうしてメールが当然になる前の一時期、FAXをよく利用していました。
ポストまで行かずにすみ、リアルタイムで(?)友人たちとやり取りができる、画期的な装置だったのです。
当時は育児中だったので、特にありがたかった……
今のFAXはそのころのより便利だけど、当時の機械のイメージのほうがわたしの中では大きいんだな。
FAXに限らず…脳の老人力が増すごとに、似たようなことをしてしまうんだろうな。
しみじみしながら、次回、同じことで右往左往しないために、ここにトリセツを記すものであります。