9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

覆面作家になりたかった…

(目出し帽をかぶった作家、という意味ではありません)

 

自分が書いた作品は、どこまで広がってくれてもいい。

でも、自分自身は公開の場に出たくない、誰にも「あなた、作家ね」と知られたくない。

 

そんな願望がありました(というか、今でもあります)。

 

わたしの筆名は「ほぼ本名」なんですが、デビュー当時は「童話作家は本名で勝負すべき。何かやましいことでもあるんですか?」という風潮(?)が濃く残っていたのです。

また、一般人として企業などの童話コンクールに応募するとき、「ペンネームをつけよう」という発想にならなくて…。

その状態で入選経験を重ねていくと、「これまで活字になってきた名前を変えるのは損」といわれるようにもなり…。

 

わたしは公募中毒でしたから、幸か不幸かあちこちに名前が出てしまっていて(一部、全部ひらがな表記で応募したものもありますが)、新人賞をいただいたときも当然のように、名前はそのままでデビュー、となりました。

さらに当時、その賞の受賞作は本の後ろのほうに「著者近影」が載ってしまうスタイルで…。

目出し帽なんか、かぶるヒマがなかった。

 

選択できていたなら、どんな名前を選んだのだろうなぁ、いつまでまわりに隠せたかなぁ。

そんな、詮無いことを考えている今日この頃。

たぶん、もうしばらく、それを考えてしまうと思います。

理由は書きませんが。

(オチもありません)→ごめんなさい