わたしは「創作集団プロミネンス」という少年少女向けの作品を書く(描く)作家と画家の親睦団体に所属しています。
(会長とか代表とか呼ばれているけど、実態は事務局、かな)
公式サイトはこちら。
半世紀前に発足したころは、ほとんどのメンバーが首都圏の作家さんだったのだと思います。
だから、遠足とか旅行とか、されていたみたいです。
忘年会も。
プロミネンスが関わっている新人賞をいただいたことがきっかけで、わたしもメンバーにさせていただいたのですが、その当時、忘年会の習慣はまだ残っていました。
当時のわたしは野心家(?)でしたから、忘年会にも何度か参加しています。
いえ、忘年会そのものに野心は不要で、その上京を機に営業活動をしていたわけです。
メンバーである眉村卓さんは大阪の方なので、わたしが忘年会の席でお会いできたのは一度だけだった気がする…。
眉村さんは、箸袋にイラストを描いてらしたな…ほかの方がそれを欲しがって、わいわいされていたな…。
なんて思い出し、ガクゼンとしてしまった…(ので、この記事を書いています)。
あの日の参加者(そんなに大勢じゃないんです)の大半が鬼籍に…?
ほとんどがわたしの親世代だったけど、だとしても…。
(上のサイトの、メンバーリストのページには主な物故会員の一覧もあります。
ほとんどの方に忘年会でお会いしている…)
参加したときに「すごいな」と思ったのです。
ここ(プロミネンスの忘年会)は、セクハラ、パワハラ※のない世界だ!
(※ この言葉自体も当時はなかったけど)
誰も偉そうにしない。
「酌をしろ」とかいわれない。
料理を取り分けろ、的な空気もない。
気さく。
優しい。
娘くらいの年の、新人(わたし)に対しても。
考えてみれば、作家同士…。
上司と部下でも、師匠と弟子でもないんだし、それが当然なのかもしれないけど、緊張しつつ参加しているわたしには新鮮に思えたのでした。
そういう経験があるせいかな。
わたし自身、プロミネンスが関わる賞でデビューされた方に対しても、その時点から「同業者」と考えています。
わたしを呼ぶときに「先生」とかつけなくていいよー、といわれた人が何人もいるはず。
そのくせ自分は、「眉村先生」と呼んじゃうんですけどね…。
(だって、どう考えても「先生」だもん)