同意されるかどうかは脇に置いて、最近この言葉を口にすることが増えました。
(gotomiwa先生でいることが増えたから、かも?)
童話作家はサービス業だよ、とか、つい言ってしまう……。
サービスというと誤解されるかも、ですが、決して「ゴマをすろう」ではないです。
童話の読者に合わせて幼児語を使いましょう……みたいなことでもないのです。
それに、「童話」に限らないですよね。
一般小説……いえ、小説以外でも同じ。
句読点を打つこと、改行する(段落を作る)こと、登場人物のセリフごとにカッコでくくること、声に出したセリフと心の声に使うカッコを分けること、「断言」か「問いかけ」かを区別するためにハテナマークをつけること(これができないんですよ、うちの夫は。LINEでは意思の疎通が図れずモメることもあります)……。
「相手(読者)に伝えるために、こちら(書き手)が気を遣う」という意味で、サービスだと思うんです。
そんなふうに思っているせいか、最近、添削の文言が変わってきた……(^o^)
「ここ、○○してあげてください」とか書いてる……気がつくと。
たいてい略しているけど、「読んでいる子のために」ですね。
「お願い」している自分に笑えてくるけど……これからも書いちゃいそうな気がします。
読者のためによろしく。
って。
……で。
以下は余談ですが。
上に書いた記号や表記は「表面的なこと」……機械的に直せることが多いです。
もちろんそれだけじゃなく、ストーリーで読者の心を楽しませようとするのも「サービス」だと思う……。
(「楽しませる」というと「笑わせる」をイメージされるかもだけど、「泣かせる」「震え上がらせる」「考え込ませる」等々も含みます)
これに関しては記号問題のようにはパターン化できず(作者の感性の問題というか)添削講評の、いちばんむずかしい部分かも……。
理屈で説明できることと「わたしの個人的な感想」をなるべく分けるようにしているのですが……。
悩みまくることも、多々。
さらに精進が必要です。