デビュー当時、同好の士というか同業の新人同士というか、いろんな人と、
「どうなったら『プロ』なんだろう?」
みたいな話をしたものです。
どうなったら、自分をプロだと思えるのか、人からもそう呼ばれるのかってことです。
・商業出版の単著が出たら?(新人賞デビューの場合、その作品を書いた時点ではアマチュアなんだけど)
・依頼が来るようになったら?
・依頼を「こなせる」ようになったら?
・原稿料や印税がもらえる人はみんなプロ?
・それで食べていけるようになったら?(わたし、これ、無理ですが)
・大ヒット作を出すなど、世間に認知されたら?(「デビュー作の一発屋」でも?)
・ある程度の年月、出版の仕事が続けば?
などなど。
「それだ!」
と、うなずきあえる答えがないまま、いつのまにかそんな話はしなくなりましたが、最近、ひょんなことから、当時の議論(?)を思い出しました。
今のわたしなら、どう考え、どう答えるかなぁ。
ごく個人的には、「存在を覚えられたら(思い出してもらえるようになったら)プロ」ってことにしてもいいかな、って気分。
存在感の薄さには自信がありますので! ←どんな自信か
もしかしたら、誰かとそんな話をしなくなったら……自分の中に「わたしの答え」を作れるようになったら「プロ」なのかもね。