先月の模様替えの際に発掘された「知的生産の技術」(梅棹忠夫)。
けっこうきれいなので(1984年の36刷。初版は69年)買い直したものだと思われます。
最初に持っていた岩波新書は、カバーなんてかかってなかった気がする…。
梅棹先生はもう亡くなっているけど、ご存命なら今年100歳だそうです。
すごく売れた本だから、わたしと同世代くらいだったら、読んだ人も多いのではないかしら。
わたしはもちろん(←?)京大型カードもいっぱい買ったし(使ったし)、二つ折りフォルダとかもいっぱい持ってた……自作もした……形から入るタイプです。
なにしろ、スチールのキャビネットまで買ってもらってしまったからなー。
レールがついてて、カララーッて引き出す式の、どこかの事務所とか、古めの探偵ドラマとかで見かけるような、アレです。
たった2段だけど。
高校生の分際で。
けっこうかさばるものでした。それなりの値段もしたんじゃないかな。
あんなものを買ってくれるなんて、うちの親、甘かったのかも。
今だったら(わたしが親で、娘にねだられたら)「引き出し式の衣装ケースでいいのでは?」とか言って、ニトリとか行きそうだわ。
キャビネットには、カギがかかる。
結局、わたしがその中に入れていたのは、書きかけの小説とか、アイデアノートとか、詩のノートとか詞のノートとかだった(若いころ「作詞」が好きだったんです)。
参考資料として「えっちな情報のスクラップ」も入れてた気がする…。
これ、知的生産???
(ちょっと待って。「スクラップ」って、今どき、やらない? スクショだったり、スマホで撮ったりで終わってしまうかも)
知的な生産かどうかは大いに自信が「ない」けど、一生懸命ではあった……。
「青春はスチール・キャビネット」って詩でも書きたいくらい。
模様替えのとき、カギも見つけたので処分しました。
そのキャビネットのカギです。
キャビネット自体がもうないのに、カギだけ持っていてもしかたないですもんね。
(っていうか、なんで今まで持ってたんだろう?)