「あなたのPCを乗っ取って、あなたの行為を監視し、そのはずかしい姿を録画してあります。公開されたくなかったら、いくらか払いたまえ」
的な迷惑メール(詐欺メール)がときどき来て、けっこう文章がうまいので一応読んでいるんだけど、ときどき細かいところが変更されていたりする。
最新のはそれらをパクったみたいな、わりと稚拙な内容で(失敬)、こういうのもあるんだーと思いながら削除したんだけど、一か所だけおもしろかった。
ので、コピペしちゃおう。
「あなたの通信簿や個人的な写真、すべての秘密のデータをインターネット上に掲載することもできます。」
ですって。
「通信簿」に噴いた……\(^o^)/
通信簿。なつかしい言葉です。
そりゃあ、10年くらい前までは娘の通信簿(成績表)を見てきたわけですが(あ、最近も長女の成績表は見てるのですが)自分自身のはそれよりさらに30年も前だよ。
でも、実家の屋根裏の物置に保存してあるのは、もう十数年前だけど、見ました。
なつかしかったなー。
わたし、特に小学3年生の通信簿をもう一度見たいです。
この年が、わたしの「読書元年」だから(創作元年でもある)。
担任の先生が朝、長編を少しずつ読んでくれたの。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」(プロイスラー)とかね。
「まちがいカレンダー」(古田足日)とかね(タイトルを覚えてなくて、探し続けて、二十代で再会しました)。
この世にそういうものがあると理解したのが、その年だったと思う。
学級文庫にあったSF、「宇宙にかける橋」(福島正実)を22回半、くりかえし読んだし。
「童話の交換ノート」を誰か(覚えてない)と始めて、初めて「書いてみた」のも、このころ……うまく書けないから「盗作まがい」のこともした(その罪悪感だけ覚えてる)……
だから、3年生は特に、わたしにとって大事な年。
そして、担任の先生には心から感謝しています。
その名が載っている通信簿なんて、世界中に見せびらかしたい気持ちよ!
PCの中にはないから……いつかまた屋根裏を探してみます。