植物を育てる才能がある人を「緑の指」と呼びます。
「茶色の指」は……いわば、ダメにする才能の持ち主です。
先天的に「茶色の指」のわたしですが、植物は子どものころから好きでした。
小5の夏休みに転校することになる小学校では「学校園委員」みたいなことをしていて、花壇の手入れの際に抜いた植物を家で育てたりもしたのです。
その思い出があるせいか、秋に咲くタマスダレには今でも思い入れがあります。
最近の記事で、多肉植物とかミントとか、レモンとか里芋とか、ちゃんと育っているものを紹介しているので、gotomiwaは「茶色の指」を卒業して「緑」になったのでは? と思われているかもしれません。
(思われていないかもしれませんが)
もちろん、見栄を張って「(一時的)成功例」ばかりお話しすることはできなくはないのですが……そんなしょーもない見栄を張るのもなー、と思うので、今回は「茶色の指」留年中の証拠を……。
ひとつ目は、ブロッコリースプラウト。
専用の容器と専用の種を買って、キッチンで説明書どおりに育てたはずなのに……
ひょろひょろ過ぎてうまく収穫できず、どうにか救えたものを食べたけど、味も何もわからなかった……という。
果たして、スルフォラファンは摂取できたのであろうか?
もうひとつは、センテッドゼラニウム。
こちらは、写真を撮り損ねてしまいました。
育ってきたら撮るつもりだったのになー。
あの厳しかった(雪もよく降った)冬を耐えて、ほんの少し緑が残っていて、春には新たな芽が伸びかけてきたのに。
「がんばれ」って水を上げていたら、みるみる茶色く……( ;∀;)
脈ありかなと思っていた相手をデートに誘ったらあっさり断られた、みたいな状況です。
で。
多肉植物は、「茶色の指でも育てられる」といって、お友だちがくださったものです。
ミントは「テロ」に使われるほど繁殖力が強いです(昨年はたまたま枯れてしまったけど、そのほうがめずらしいくらい)。
里芋も、キッチンでいつのまにか発芽しました。
育ってるものって、みんな自立してるじゃん。
わたしのおかげでもなんでもないじゃん。
そういえば、タマスダレも植えれば勝手に増える強い花なのだった……と、今更ながら気づくgotomiwa……じっと手を見る。