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夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

SFで笑う日々(^O^)

長い長い時間をかけて、やっとこさ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(アンディ・ウィアー)の下巻を読み終えた。

下巻を読みはじめたのは、2か月前だった……。

gotomiwa.hatenablog.com

わたしの想像をはるかに超える結末で、思わず涙。

(いや、ある意味わたしの想像も「方向性」だけは合ってたんだけど)

そういえば、上巻のラストでも泣いてしまったよね……。

 

同じ作者の「火星の人」(映画化タイトルは「オデッセイ」)の主人公のマークもそうだったけど、この作品の主人公もユーモアを忘れない人なので、しばしば、くすっと笑ったりもしたのだった。

(正直言うと、脳内ではマット・デイモンで上映されていた……でも「…メアリー」の映画化はライアン・ゴズリングらしいです)

 

この勢いで、積読(積ドル)を制覇しよう!

というわけで、次は(買ったきりだった)「マーダーボット・ダイアリー」を開いてみた。

なんと……。

冒頭……最初の段落で爆笑してしまった。

そのことが衝撃だった。

これ、コメディ……なの?

 

まさか、笑うSFが続くとは。

 

「マーダー……」はロボットの一人称なんだけど、なんと敬体なんですよ。

ですます調で語るのね(ダイアリーだから、「語り」というより「記録」なのかな)。

で、「ぼく」や「わたし」じゃなく、一人称が「弊機」なの。

「弊社」って使うときの、あの「弊」です。

ロボットだし、「性別」もなさそうだから。

 

敬体で語られて心地いい小説は「銭形平次捕物控」(野村故堂)以来かも……これは三人称だけど。

平次のシリーズも語りの心地よさにハマって10巻ほど読んでしまった思い出が……。

「マーダー……」はどうだろう?

しばらく、「かの機」(彼でも彼女でもないので)につきあってみます。

 

読書するとなかなか「現実世界に帰れない」(から困る)けど、やっぱり楽しいなぁ。

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