先日、添削講評の仕事で、ポカをやってしまいました。
作者さんにはわからないこと……お返しする前に全面的に改訂(?)したので、その意味では「問題なかった」のですが。
自分的には問題あり。
大ありです。
この仕事が好きで、わたしなりにまじめにやっているつもりなのに……。
原稿の中のたった2文字(読点を入れても3文字分)を見落としたために、超絶「明後日」な方向の講評を書いてしまったのです。
送り返すぞーっと思い、「完成してるけど、念のため読み返しとこかー」と原稿を見て……気づきました、その2文字に。
全然違ってくるじゃん、講評が!
(なんのこっちゃと思われるでしょうが……例を挙げると……「彼は、」という記述を読み逃していたために「主人公が男子校に進学しようとする展開、今の記述では無理があるのでは? 男子校に進ませるなら、この点をこうしたほうが」みたいに講評してしまった、そんな感じ。「あ、男子なんだ!」と返却直前に気づいたわけです)
講評の大半を書き直しました。
前述のように、「お返しする前に直したのだからOK」ではあります。
どんなにまじめに読んでも「読み違う」ことはあるはずです。←人間だもの。
でも……こんなミスをしてはいけないわ。
好き→楽しい→慢心って感じで、「ゆるみ」があったのかもしれません。
驕りは視野の外で育つ。
気づかないうちに命取りになっていたかも。
あの2文字を見つけたときの血の気が引く感じ……忘れないようにしなくては。