公園での「ぶらさがり」は、とうとう「20」数えられるようになりました。
当初(やっと「5」だったころ)は脳内でカウントしていたのですが、「5秒」には遠く及ばないと思い、カラダを使うことに。
「口で」10まで数えられるようになり、とうとう「足で」20、カウントできるようになりました(浮いた両足を小さく打ちつけること、20回)。
現実の「秒」に近づけてきたかなぁ、と思います。
脳内って「時間の進行」もリアルとは違いますが、思考も、脳内では独自の……脳内でしか通用しないクオリティ(?)を持っているのだなと身に沁みています。
脳内にあるアイデアは……「書かれていない作品」はみんな名作、みたいなことをいいますが、少し前「講評」でもそれを体験しました。
その日……お預かりした原稿を読み終え、即座に講評メモを作りました。
わたし、読んだらすぐに「お伝えすべきこと」を見つけることができるのが”自慢”なんです。
だから、そのときもメモだけ取って(A4に書きなぐって3枚くらい)、
「はい、完成!」
みたいな気持ちになっていた……
けど、実際にそのメモを文章に起こそうとしたら、つまずきまくりで。
内容(お伝えしたいこと)がまちがっているとは思わない……でも、滑らかな言葉(文章)にならないんです。
「指から出てこない!」
という感じ。
目はメモを、指はキーボード上をさまよう……orz
脳内にあったときは「これでよし」という気分だったのに。
それどころか「名言満載じゃね?」くらいのハイな気持ちだったのに。
清書は締切ぎりぎりでもいいや、なんて驕りもあったと思う……
実際は「ぎりぎり」なんてできる心臓の持ち主じゃないから「じゃ、入力しとこ」と作業しはじめて、つまずきまくったわけですが。
「脳内では名作」っていうのは、「実際は一文字も書かない人」(オレはまだ本気出してないだけ、と嘯いている人)を揶揄する言葉かもしれません。
実際に書くわたし自身にも(意味は違えど)大いに当てはまるのでした。
脳内にしかないうちは、それは「何でもない」……
カラダを使うの、大事です。