添削講評の仕事は、自分ではコントロールできない。
受講してくださる方が書き、原稿が送られてくる……それがいつで、何人で、全体の量(枚数)がどのくらいになるか……先を読むことはできない。
その意味で「お店屋さんみたいだなぁ」と思ったりする。
お店を開けているあいだ、いつどんなお客さんが何を買いにくるかわからない……その感じに似ているんじゃないかなって。
なんとなく、ですけど。(←「教場0」を見てないとわからないギャグ?)
そんな生活のせいか、ちょっとでも未来にゆとりを作ろうとしてしまう。
期限まで余裕があるときでも、「今日やれば明日ラクかも」って思ってガツガツ仕事をしてしまう。
原稿を早くお返しできるから、悪いことじゃないんだけど……。
自分の「ガツガツ」っぷりがいやになることがあるの。
がんばれば、一日に5、6件書けるけど……そのがんばる自分に顔をしかめたくなる、というか。
「怠け者のくせに」って。
変かな?
(添削講評がいやになるわけじゃないです。この仕事は好き、いつも講評ハイ♪)
だから、期限に余裕がありそうと判断したときは、
「講評は、一日3件書けばヨシとする」
みたいに決めて(自分に厳命して)「明日のわたし」に託したりしています。
「今日はここまで」と無理やり決めて、この数日は久しぶりに映画を観たりしました。
まだ読んでいない原稿があっても、「今日の予定は終わり、違うことをしよう」って。
ただ……不思議なのです。
「仕事をしよう」とするより「今日はもうやめよう」ってときのほうが勇気が要る……停止のエネルギーが要る……そんな気がするんです……そう感じるんです……。
怠け者なのに、ワーカホリックみたいじゃん。
今日も、添削と講評をしに出かけてきます。
明日も、明後日も、机の前で添削や講評をしているはず。
「ガツガツ」にならないように……自分に顔をしかめないように、気をつけます。