9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「校長バカ」ですが……

今年度、児文協の「事業部長」という係(?)を務めております。

 

事業部の事業のひとつに「児童文学学校」という名称の連続オンライン講座がありまして、今年度は51回目(コロナ前は東京の、リアルな「教室」を借りて行なわれていました)。

担当部の「部長」なので、たまに「文学学校校長」と呼ばれたり名乗ったりしているのですが……。

 

通常の月は1コマ目がゲスト講師の講義、2コマ目が受講生さんから(事前に)提出された作品を担当部員が講評する、というスタイルが児童文学学校の伝統のようです。

毎月の作家さんの講義も非常におもしろくてワクワクします。

なんていうか、公募時代からもう一度体験したくなるような、ハイな状態になるのです。

そんな1コマ目だけでもお得な連続講座なのですが、初心者校長として驚いているのが、受講生のみなさんが「うまい!」ってこと。

 

開校前に(講義用に)提出された作品群も、びっくりするくらいおもしろいものばかりでした。

今は、講義・講評を経て書き直されたものや新たに書かれたものを提出していただいている期間で(最優秀作を選定することでこの講座は修了になります)少しずつ読ませていただいているのですが……。

 

やっぱり、うまい!

っていうか、それぞれの作品に「受講生さんの世界」があって、おもしろい。

筆力的にも、もしこれが一般的な童話賞なら、どれも予選(一次)は軽く通っちゃうんじゃないか、と思うくらいです(エラソーですが、お許しを)。

「ここは直してほしい、添削したい」という個所は見つかったりもするのですが(gotomiwa先生なのでお許しを)いいかえれば、

「こんなん、直せばすむねん」

と思う、小さなことばかりです。

 

ただただ読者として楽しんでいる感じで、顔が勝手にへらへら笑ってしまう……(ひとりの部屋で……こわいよ)。

あと一回、9月の講義を以て51期は修了、解散です。

もうデビューが決まっている方もあるんですが、ほかに何人、受賞やデビューのお知らせがあっても全然驚かないほど、受講生さんたちの今後の活躍が楽しみです。

 

51期のみなさんに対して、わたし自身は何もしていないのだけれど(初回にちょこっと講義をしたのみ)……将来、みなさんから朗報を聴くたび、自慢しちゃいそうな気がする……親バカならぬ「校長バカ」で、すみません!