わたしのブログは仕事のためのものではないので、この話題はあまり書かなかったのだけど……。
無事に、今期の日本児童文学者協会・児童文学学校を閉校することができました。
毎月、本当にいい講師の方々に協力していただけて、その講義がわたし自身の学びにもなった半年間でした。
(みなさま、ありがとうございました)
開校時点で驚いたのは、受講生のみなさんのレベルの高さでした。
講義のゼロの状態で(4月に)提出された作品がすでに、「公募の童話賞なら普通に一次を通ってるよなぁ」と思うものばかり。
(一次を通るのはたいてい、全応募作の1割以下と思われます。5%以下の場合もあります)
その後の書き直し等も……。
「書き直す」ということ自体、なかなかできなんですよ。
(「てにをは」を変えるだけ、になっちゃったりするんです、慣れないうちは)
直して、ちゃんと作品がよくなっている……というのが、本当に素晴らしい!
(エラソーですみません、一応「校長」なので許して……)
お互いの作品を読んで、短い時間ながら講評(感想)も伝え合うのですが、その発言のうまさと受け止め方のうまさ(ボキャブラリー貧困ですみません)も……初心者じゃないでしょう? という感じで。
たいていカメラオフにしていたので気づかれなかったはずですが、わたしは舌をぐるぐる巻いていた、と思っていただければ……。
zoom利用のオンライン講座ですので、わたしからは(いえ、お互いに)PCの画面の中……それも(ギャラリービューなら)小さく分割された枠の中のお顔しか見えないのですが、みなさんの笑顔に救われた半年でした。
50期も(今期、担当するために)途中から見学させていただきました。
それでも……「わからないながら見ている」のと、「わからないのに自分でも何かしなければならない」のは、全然違っていました。
いや、もう、それはわたしの能力の小ささゆえだと思うのですが。
ほんと、「旧家にお嫁に来たばかり」な気分だったんです。
(若く見せたいわけじゃなくて、経験値的にハタチそこそこみたいってことです)
半世紀続いてきた講座ですからね。
しきたりも何もわからない状態で、「あなたが当主です」っていわれたようで、ずーっと右往左往していました。
でも、家族、親族、近隣の方々が有能で親切だった……ありがたいことでした。
(以前からよく愚痴っていますが、わたしには「長」のつくお役目は合わないんですよ~~~書記体質なんですよ~~~)
来月からは、来年度52期の準備がはじまります。
その前に、引き出しいっぱいに重なった51期の資料(どうしても印刷したほうが読み返しやすくて)の整理をしなければなりません。
ゆっくり切り替えていこうと思います。
この記事を書きはじめたとき、タイトルが、最初「第51期児童文学学校へ行こう」と変換されてしまいました。
51期は終わりましたけど、リピーターさんや新しい方が、
「第52期児童文学学校へ行こう」
と思ってくださったら、うれしいです。
日本児童文学者協会サイトに情報が出ますので、ときどきチェックしてください。
あ、文学学校のステイタスを「閉校」に変更しておかねば。←これもgotomiwaがやってます(^^ゞ