今週のお題「苦手だったもの」
それが「はてな」のお題なのに、今日の記事は「現役で苦手なもの」の話ですみません。
わたしは児童文学の世界の隅っこに、壁の花的に(いや、壁のシミ的に)生息しているのだけれど、20年以上壁にくっついていると、シミのくせに「人前で話すこと」が必要になったりする。
これが「受賞者のスピーチ」とかならかっこいい(?)んだけど、そういうのはこの先もなさそう。
現在のわたしに起こるのは……リアル教室での講評とか。
責任者としての挨拶とか。
理事会での発言とか。
わたしの日常は「1日に5分もしゃべらない」なのだ。
いや、ちゃんと数えてみたら合計1分にも満たないかも。
声帯が尾てい骨並みに退化(?)しそう……。
もう、めったに「あがる」ことはなくなったけど、油断しているとびっくりするほどあがることもあるし、ね。
あがっている自分にびっくりして(あら、なんで? 久々ね)さらに思考と口が止まったりもするし……。
こうしてブログを日々書いているように、わたしは文字でのおしゃべりはいくらでもできるのだ。
一日じゅう何か書いていろと言われたら、即「はーい(^o^)/」なのだ。
でも、しゃべるのは苦手。
「こちとら、しゃべれねぇから書いてんだよッ」と、謎にキレたりもすることもある。
最近では「児童文学学校の校長」という立場のため、毎月連絡事項を話さねばならず……。
それ自体はいいんだけど、zoom画面で受講生さんたちの笑顔を見ていると楽しくなってきて、「あら、楽しい」と感じることで一種「気が散る」状態になるのだろう、話す予定のことがスポーンと抜けたりするし、雑になったりもする(メモを取ってあるにもかかわらず)。
それで、あとから「お便り」を書いて送り出したりしているわけで……。
だって、書くほうが楽なんだもん。
「楽」に逃げるから、苦手が克服できないのかなぁ。
すました顔で淡々と、よどみなく語れるgotomiwaになれるといいな。
声帯が「尾てい骨」になる前に。