今週予定されていたお出かけがキャンセルになったので、時間(気持ち)にゆとりができました。
おまけに、暖かい日々もそろそろ終わりそう……。
そう気づいて、リトルワールドに行ってきました。
(「またかよ」っていわないでね、わたし、「常連」になるのです)
実は、明治村にしようかなって迷っていました。
でも、明治村に「クリスマス」(の飾りつけ)はないよなー、それなら、年明けに行ってもいいよなーって。
それに、明治村のほうが高低差が激しいので、歩くのはハード。「暖かい晴天」に出かけると汗だくになる可能性があるのです。
とはいえ、リトルワールドも、園内はまだ、やっとクリスマス仕様になったばかり、という感じでした。
南米の、クリスマス時期の展示(名前は不明)、毎年飾る国々のツリーも「まだ」でした。
(常連っぽいでしょ、ふふ)
というわけで、青空の下、ランチをはさんで一周してきたのですが、いつもいつも、ただ食べて帰るだけではありません。
たまに、展示(つまり園内の建物)をのぞくこともあります。
今回写真を撮ってきたのは、「西アフリカ カッセーナの家」という建物。
一夫多妻制で、夫の部屋、第一夫人の部屋、第二夫人の部屋、第三夫人の部屋……という感じでいくつかの建物が集まっています。
ここでは、妻がひとりしかいない夫も含め、4組(夫同士は兄弟や従兄弟らしい)が集まっているみたいですね(案内板によれば)。
確かほかにも、一夫多妻の民族の家があったと思うけど……なんかしみじみ考えてしまったのです。
「一夫多妻の生活って、どんな感じなんだろう」
夫人たちは姉妹のような気持ちになるんだろうか、とか。
妻が複数だと、夫は次々に子どもが持てるよなぁ、とか。
一夫多妻という言葉が頭に引っかかったままになったのは、「1対1で愛しあう夫婦じゃなくちゃいやだ」と思っているからじゃなくて、わたし自身が、どちらかといえば「ひとりで暮らしたい派」だから。
一族が集団で暮らす、みたいな土地に生まれた子どもなら、わたしもちゃんと「その一員」になっていたんだろうか。
それとも、不適合の烙印を押されて、コミュニティから追い出されるんだろうか。
すでに30年、他人である「夫の母親」と暮らしているんだから(実母と暮らした年月より長くなりました)、そういう環境に置かれていたら適応できるものなのかなぁ。
「独占欲」さえなければ、第二、第三の妻がいても平気なのかなぁ。
いや、そもそも、自分は「第一夫人」になりたいと思うだろうか? 末席でいいような気もするぞ……もしも結婚が必須だとしても(しなくて済むなら、それでいいかなー)。
「ひとりがいい」と思えるのは、いま実際にはひとりじゃないからであり、本当にひとり暮らしになったら、夕暮れ時とか、孤独感にさいなまれるかもしれないけど。
自分が長生きするなら、いやでも「ひとり」を体験するだろうけど。
そんなことを考えながら、「フランス」でクロックムッシュを食べて帰ったのでした。
(常連さんは気づくかも。今回、推奨とは逆のルートで歩きました。だから、アフリカ……カッセーナの家を先に見ているんです)