(まさか、こんなところで出会うとは!)
そのときgotomiwaは、声を出さずにいるので精いっぱいだった。
という下手くそな小説風の書き出しをしたくなる「再会」が週末にありました。
いや、マジでびっくりした……
昨年の夏、早朝に散歩していました。
公園で遊具にぶら下がって、懸垂のまねごとをしたり。
夜明けが遅くなって以来、中止していたのですが……3月になり、薄暗くはあるけれど、散歩を再開できなくもないなぁと思っていたのです。
・でも、まだ朝は寒いしぃ。
・運動ならリングフィットアドベンチャーで続けてるしぃ。
・早朝だって花粉は飛んでるだろうしぃ。
なんて、「再開しない言い訳」を数える日々でした。
(ちなみに、老化とともに花粉症は軽くなり、近年、スギの時期には目薬もいらないほどです。イネ科の時期はまだダメ、かな?)
ところで、わたしが散歩しているころ、同じ公園には何人もウォーキングや犬の散歩に訪れる人がいたのですが、顔なんてじろじろ見ないから、ほとんど覚えていません。
わたしを含め、マスクなしの人も多いんですけどね(ディスタンスありまくりだから)。
そんな中、唯一覚えている(忘れがたい)のが、彼だったんです。
近所の人がここを読まないとは限らないので、詳しくは書きませんが、いくつかの特徴がある同世代(たぶん)の男性、です。
毎日のように、同じ時間帯、同じ場所を歩いているわけですが、わたしにはできない動作を軽々とやってのけたりして……実はひそかにライバル視していたのでした。
(追いつけないじゃないかよ、くそー、みたいな)←すみませんすみません
どこのどなたかも存じませんし、自身が散歩に行かなくなったので会う(正確には「見かける」)こともなくなって……数か月。
その朝、夫とスーパーに寄ったら、いたのです、彼が。
場所柄、彼もマスクをしていましたが、それじゃ隠せない特徴の数々!
「えー、このスーパーに来るんだ! こっちのほうに住んでいるのかな?」とか。
「今どき、男性が買い出しをしているからといって、ひとり暮らしとは限らないよな」とか。
「わたしもマスクをしているので、もし彼に覚えられていたとしても気づかれまい」とか。
そんなことを考えつつ、売り場では彼から距離を取り続けたりして(心理的ディスタンス)。
彼のほうが先にお会計をしてスーパーを出ていきましたが、外見(服装とか)からすると、今でも歩いているんだろうなぁという感じでした。
上記のように、いろいろと「再開しない理由」を挙げていたときだったので、
「おまえ、言い訳してるだろ?」
って、早朝散歩の神さまに真実を突きつけられた気分でした。
スーパーの店内で、彼の動向を視界の端にとらえつつ夫と買い物をしていたわたしを客観的に見ると、
「いけない恋にブレーキをかけている人妻」
って感じじゃない?
と思うと、おかしくて。
実際は、行けない散歩に出かけねば、な老女ね。
そろそろ再開するかなー、リアル・アドベンチャー。
ぶらさがりたいもんね。
gotomiwa.hatenablog.comこれは、ぶらさがりはじめたころの記録。
その後、20ちょっと数えられるようになってから、散歩を中断しました。