9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

伝えることができない講評

gotomiwa先生としてのわたしは、日々、誰かの作品を拝見しては「あーだ、こーだ」言っているのですが……。

 

場合によっては、言えないこともあります。

作品は読んだ、でも、わたしが講評する立場じゃない、みたいなことがあるのです。

 

その立場じゃないけど、このことはお伝えしたい……と思っていた作品があって、たぶん、それがずーっと頭のどこかに引っかかっていたのでしょう。

とうとう、その作品を講評する夢を見てしまった……。

 

夢の中のわたしは、がんばって作者さんに話そうとしていたのだけれど、現実にはこれからもそのチャンスはありません。

夢の中で何をいったのかはちゃんと記憶していませんが、きっとベストは尽くしたはず。

だって、「夢に見るほど」気になっていたんだもの。

 

・・・

 

似たようなことは、選考の場でも起こります。

「ああ、この作者さんに直接、言いたい!」

みたいなこと……

 

これもまた、かなわないことです。

最終選考に残った(でも受賞しなかった)作品のことなら選評に書くこともできるけれど、もっと前の段階で残れなかった作品には「ここが惜しかったんだよ」みたいなことをお伝えするチャンスがない……

(そもそも、作者さんだって、そんなことを聞かされたくないよねー)

 

わたしの中には、伝えることができない講評が結構溜まっていたりするのです。

伝えることができないのについつい脳内で講評を書いて(?)しまうのが、おかしいのかも……ね。