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夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「ほほほ」の思い出

昨年から情報が出ていたけれど、最近詳細が解禁になって、あちこちで話題になっているようですね。

(わたしも受講生さんにメールしちゃった)

角野栄子さんの名を冠した童話賞が実施されます。

これね。

www.poplar.co.jp

「参加クリエイター募集」っていうのが、新しいと感じます。

一緒に働く人を探しています、的な意味に、わたしは受け取りました。

大賞作品を本にして終わり、じゃない感じがするというか……。

もちろん、実際のところはわかりませんが。

 

四半世紀前、角野さんに数回お会いしたことがあります。

といっても、受賞式やそれに近い場で、ごあいさつした程度のことですけれど。

 

99年に「国民文化祭ぎふ99」がありまして、このときは児童文学や絵本の部門が作られており、角野さんも選考委員のおひとりでした。

 

そのときの、わたしの入選作(50枚くらいのもの)に登場する女性がいて、それ、角野さんをモデルに書いたんです。

受賞の懇親会で「モデルなんです」と言ったら、角野さんがほかの委員の先生に、

「モデルなんですって、ほほほ」

と……そのときの笑い方がまさに「ほほほ」(表記はひらがな)だったのが、今も耳に残っています。

 

ところで、なぜ、わたしは角野さんをモデルにできたのか……。

記憶が古すぎて、改竄でもしているんじゃないかと自分のことが不安になって調べてみたら、それ以前に「『小さな童話』大賞」に入選したときにお会いしている……いえ、直接お話をした記憶はないのですが……たぶん、そのときのイメージを「国民文化祭」用の作品に取り込んだんじゃないかな?

 

のちに「小さな童話」の記念イベント的なものが催され、かつての入選者としてご案内をいただいて、出かけたことがあります。

そのときにはデビューが決まっていた(もう本が出ていたんだったかな?)のでそのことをご報告したら、「そういうことを把握しておいたほうがいいわねぇ」とおっしゃっていました。

(わたしのことだけではなく、この賞の入選者が後にプロになるということを主催者が知っているといい、というような意味です。実際、何人も「その後のプロ」がいますが、この賞自体は既にありません)

 

わたしの中では、角野さんは今も「ほほほ」の方。

 

二言三言の会話とか、あるいは「会場でお見かけしただけ」とか、そんな立場でしかないわたしの中にも、しっかりイメージが残ってる……。

長く人気作家でいる方って、放たれる光というかエネルギーというか、そういうものが違うのかもしれません。

いわゆる「オーラ」かな?

わたし、そういうことは全然わからないのですが、「何か」がある気がするのです。

 

(とりあえず、自分にそれがないことはわかります、ははは)