今週のお題「練習していること」
はてなブログのお題です。
今日の記事を書こうと思って開いたらタイトルのフレーズが目に飛び込んできて、「どっきん!」となりました。
心を読まれたのかしら?
(そんなんされたら、いろいろとまずい思考がバレますやん)
そう、今日書こうと思ったのはまさに「練習」のことなんです。
一応gotomiwa先生なので、日々(大げさ)いろんな書き手さんからご質問を受けたり、ご相談(かな?)されたりします。
リストにしたことはないけれど、もし作ったら上位に入りそうなのが、
「思うように書けません」というお悩みであります。
それが「どうすれば書けるようになりますか?」というご質問になる場合もあります。
それらを受け取るたび、思うのです。
「わたしもそうだった」
そして、
「未だに、そうです」
って。
初めて書いてみた作品が「ちゃんと整っている(入選レベルである)」という方があることは知っています。
でも、多くの方が「われながらひどい」「うまくいかん」と思うようなレベルからはじめているのではないでしょうか。
わたしが初めて「小説のつもり」の文章を書いたのは中学生のときで、それなりにストーリーはあったはずですが(好きだったドラマに影響されて書いたので)文章は「ただのあらすじ」でした。
いま思い返しても、笑っちゃうようなシロモノです。
公募時代にいくつか入選を経験しましたが、そのころは30代。
つまり、「初小説」から20年以上たっていました。
デビューの機会をいただいて、何作か活字にしていただいて……。
それはつまり、自分が書こうとしたことを「商業出版社の編集者さん(と営業さん)」や(その後)読者さんに「内容が理解できるよ」といっていただけるものに、仕上げることができるようになってきた、という意味です。←悪文
(いうまでもないけど、その作品を「好き」と思うか「なんじゃこれは」と思うかは「理解」とは別。読者さん個々の感じ方によります。コントロールできないし、しようとは思いません)
10年単位ですよ……orz
わたしほど育ちの遅い人はまれかもしれませんが、創作歴一桁年の受講生さんが「思うように書けない」のはあたりまえなんじゃないかって思うのです。
「悲観しなくていいよー」
「練習しようよー」
って。
わたし自身がその数十年、どんな「練習」をしていたのかははっきり言えないんです。
日々の決まった練習メニューがあるわけじゃなかったし。
それでも「練習」になったことがあるとすれば、「書きたいことを、伝わるように書くための試行錯誤」……かな。
PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)的な?
漫然と何千枚書いても、変わらないよね、たぶん。
少なくとも、筋トレみたいに「その筋肉」を意識したほうが効くってこと、創作にもあると思うのよ。
講演を聴くとか、本を読むとか、そういうことももちろんしたけど、結局は「考える」「書いてみる」「やり直す」……自分の頭と手を動かしつづけるしかない……そんな気がします。
「初小説(もどき)」から約半世紀(うわあ!?)。
上にも書いたように、未だに「伝えるための試行錯誤」は続いています。
ドンくさいわたしほどじゃないとしても……書きたい人は、
「書こうとするかぎり、これがずっと続くかも……?」
と思っておくほうが気が楽かも、ですヨ( ;∀;)