新人にちょっと毛が生えたころ、担当編集者さんに聞いたことがあります。
「何人くらい、担当作家さんがいるんですか?」
そのうち、どの編集者さんがどの作家さんを担当しているのかわかってきて、気づきました。
「この編集者さんの担当作家●●人の中で、わたしがいちばんみそっかすやわ!」
「なにそれ、謙遜のつもり?」「自分を卑下してんの?」と思われるかもしれませんが、書籍の売り上げその他、わりと客観的に、はじき出される答えなのです。
(正確にいえば「いちばん」じゃなく、「ほとんどみそっかす」くらいだったかもしれません。ブービー賞?)
気がつけば、どこに行っても、みそっかす。
仕事に限らず、です。
何かの講座ならそのクラスで、何かの会議に行けばそのメンバーで。
(そういえば、妹のほうが有能だから、姉妹的にも)
そして、さらに気がつけば。
その状態(立ち位置?)が、わたしには合っているようなのです。
のびのびと生息していられる、そんな気がするのです。
トップを獲りたいタイプの人からは「甘い」と思われてしまうかもしれないけれど。
客観的には、これからも「みそっかす道一直線」なんだと思います。
それでも、わたし自身が行けるところ(+α)までは、走っていこうと思っている新年度。
(いきなりの決意表明。だが、抽象的)
とりあえず、新人さんにはいいたい。
みそっかすでも、現役19年目です。
わたし以下のはずはない。
あなたにできない理由はない。
と。