書いていない作品は、いつも、どれも、名作。
…みたいなことをいわれますが、まさにそれを体感中です。
脳内に情景が見えていて、セリフも聞こえていて、観客気分で「よしよし、いいぞいいぞ」なときでさえ。
いざキーボードを打ちはじめたら、全然、指から出てこない(言葉にならない)。
あるいは、出てきた言葉がつまらない。
「あれ?」
「こうだっけ?」
「なんじゃこりゃーっ」
の連続です。
「こんなはずじゃなかった」
というセリフを、自身の「人生」で使うことはないのに。
創作の場面ではしょっちゅう……
時間をいっぱい作って、ノリノリで、寝食忘れて書いちゃう……はずの日さえ、おなかが空いて途中で食事タイムをとってしまった。
(その後、20分のシエスタもした)←これ、いいです。
構想することと、それを文章にすること、さらに読んでいただくに値するものに磨くこと。
それぞれに果てしない隔たりがあります。
何年やっても、カンタンにはなりません。
わたしの場合は、一生、この状態だと思います。