「来月の研修はシュウカツについてです」
と先月、民生委員の会議でいわれたとき、ポンと頭に浮かんだのは「就活」という文字でした。
そうじゃなかった……「終活」でした(変換候補に出てこないわ)。
(言い訳しておきますが、「就活」も無縁じゃないんです。最近だと「8050問題」とか、引きこもっている方の就労支援とかも課題になるので)
終活に関して、わが市での取り組み等々、いろんなお話を聞いた中に、
「あなたは、余命半年を宣告されたら……?」
という模擬的な質問がありました。
「誰に感謝の言葉を残したいですか?」
みたいなことです。
キレイゴトに聞こえるかもしれないけど、そのときに直感的に浮かんだのは、
「読者さん」
でした。
わたしが書いたものを読み、記憶に残してくださったみなさんのことです。
そのときは直感的だったけど、その後よく考えても、それしかないと思う…。
純度100%の感謝というか、うまくいえないのでやめますが、「ありがとう」しかないのです。
もちろん、家族にも感謝の気持ちはある。
あります! マジです!
でも、言葉にして残すなら「労い」とか「励まし」とかも含まれてくると思うのね。
とにかく、研修のときは「感謝」というひと言でくくるのは違うな、と感じたのです。
研修ではエンディングノートもいただいたけど、書き込む項目が情緒的過ぎて(わたしには)うまく埋められない感じでした。
それに、デジタル系の書き込み欄がなくない?
お年寄りだって、スマホとか使ってるじゃない?
(担当の方に進言すべきかしら)
わたしは今、パソコンの起動パスワード(PINコード)や各SNS等のIDとパスワードを清書中です。
家族がそれを見つけてくれれば、必要な手続き(退会とか)してくれると思うので。
また、新パソからは、パソコン内に「パスワードの保存」をすることにしました。
起動さえできれば、各サイト、アクセスするだけで中身が見られるように。
この年になったからかなぁ、これまでは絶対的だった「わたし自身の秘密を守りたい」気持ちが、「立つ鳥なので跡を濁したくない」気持ちに押され気味なんです。