先月、衝動的にstand・fmをはじめたとき、先のことはノープラン、10回も続けば偉い(わたし的に)と思っていました。
気がつけば、17回。
「すごいな(わたしにしては)」
とか、
「ひどいな(うまくならない)」
とか。
いろんな感想を抱いておりますが、この放送のせいで弱点もさらしてしまうことになりました。
わたし、「初めて書く人が童話を書けるようになる方法」を知りません。
これが弱点です。
空想歴は(記憶にある限りでは)5歳から。
初めて童話を書いたのは小学3年生(ただし盗作みたいなもの。既存の本の真似です)。
初めて小説を書いたのは中学1年生(原稿用紙に。国語の先生に見つかって、読まれてしまった…)。
以来ずっと、長い長い時間をかけて、試行錯誤して(「創作作法」の本や雑誌の「童話の書き方」関連の記事を読んだりもしながら)書くことを覚えました。
アマチュア時代はコピー本を読んでくださったみなさんが、公募時代は選考委員の選評が、デビュー後は編集者さんとのやり取りが、わたしにとっての「創作の先生」でした。
今週の数回の放送は、童話創作の経験がない方に、
「空想する脳とメモを取る手を動かしていただく」
というのを目標にお話をしました。
「書いてみたいな」と思うことと実際に「書く」ことのあいだには、深い溝があると思うからです。
でも、それを飛び越えてみると……何かしら空想して、ひとつかふたつの「言葉」を書いてみると、変わると思うんです。
放送でもいったように、書いた言葉が新たな空想(イメージ)を呼び覚ましてくれることもありますしね。
メモが増えたら楽しくなってくるし、楽しくなれば、言葉を紡ぐことが徐々に「楽」になってくる……そうやってギヤを変えて加速していける、そんな気がするのです。
(ペーパードライバーのくせに、このたとえ)
まぁ、わたしの説明では、そんなにうまくいかないかもしれないですけど……
童話作家のみなさんは、どうやって童話を書けるようになったんでしょうか。
逆上がりや平泳ぎみたいに、体のここをこうしたらいいんだよ的な「コツ」ってあるのでしょうか。