今日は、いわゆる「締切」だった……。
だった……というのも変だけど(締切が移動したわけじゃないので)すでに原稿を送り出してあり、わたしにとっては締切じゃなくなっているから、過去形にしておきます。
最近は、ご依頼を受けたときしか童話を書いていません。
だから、普段は「わたし、もう童話は書けないのかも」という気持ちでいます。
(デビュー前、年間30作くらい応募していたわたしなのに)
でも、目の前に書くべき仕事があれば、書けるのね……今でも。
とはいえ、一作一作、送り出すたびに「これが最後かも」とは思っています。
この先アイデアが降ってくるかどうか、未来の予知はできないもの。
それがいつものことなのだけど、今回は、「今日が締切」の作品を送り出した途端、次の締切までに書くべき童話が、「ぼかっ」と降ってきました。
ほんと、「ぼかっ」としか言いようがないボリュームで……。
草稿に近いプロットというか、言葉にできそうな部分を一気にメモして、ひと息ついて、
「なんだ、今の現象は?」
って、しばしボーゼン……。
そういうことは初めてじゃないけど、何しろ「わたしは、もう書かないかも」と思っている日々だったので、未だに起こるんだなぁって、驚いたのです。
(その直後、趣味の作品のほうにもこれまでになかったアイデアが「ぼんっ」と降ってきたから、なんていうか……底が抜けたみたいな、詰まりが取れたみたいな……そんな状態だったのでしょう)
童話を書く仕事をいつまでいただけるかはわかりませんし、最近では「仕事は添削講師」と名乗ることも増えましたが、わたしはまだ、ときどきは作家なのかもしれません。
ありがたいことにしばらく途切れそうにない、gotomiwa先生としての「誰かの作品を読む仕事」。
そんな中で「自分の作品を書く時間」も持てたら、それはかなり幸せなことなんじゃないかしら、と思うのでした。
いや、ちょっと待って。
「持てたら」じゃないよ、書く時間は「作る」んだよ。
まず、ボーッとする時間を減らしなさいよ。←自分に喝!!!