台所仕事の空き時間にリビングのテレビをつけてみたら、何かの情報番組でちょうど認知症の話題がはじまったので、そのまま見入ってしまいました。
実家の父が今まさに「何度も同じことを聞く」状態。
(画像にある、ほかのふたつはないです、今のところ)
わたしはオレンジリングを持っている(認知症サポーター養成講座を受けた)し、民生委員として人さまの事例を耳にすることもあるので、知識の端っこくらいはあるつもりなんだけど……。
番組内でゲストの人が、わかっていても家族はこのように(いつでも優しく)対応できるんだろうか、みたいなことをいっていて……「ホントにそうだよなぁ」とうなずきました。
今、実家で父に会えば「何度聞かれても優しく対応」(が苦もなく)できるけど、それは「たまに会うから」だよね……。
(80代現役OLの母とか、同じく現役の妹とか、仕事もあるわけだし、たいへんなときもあると思うの)
たとえば育児中だって、どんなに子どもがかわいくても、いらだつこと、腹を立てることはあったわけで……
育児をしなくなった今だって、気分のアップダウンはあるわけで……
いつか、わたし自身が日常的に(つまり義母や夫がそうなって)対応する側になったら、
「こっちだって、聖人じゃないんだよッ」
と、やさぐれたくなることはあるんじゃないだろうか。
ありそう。
いや、きっとある。
先に謝っとく。
ごめんなさい。
それとは別に。
いつか、わたし自身がこうなる可能性も大いにあるわけで。
未来を……「わたしに対応する娘たちの気持ちを」想像して、ちょっと泣けました。