10年くらい前、添削講師の仕事をはじめたころ、人には、
「売れない(ヒマな)作家のアルバイト」
という捉え方をされることがありました。
いわれたらズキッと来たけど、口に出してくれる人のほうが親切だったのかもしれません。
年月が経ち、添削講評の仕事に慣れてきたころ、わたしの気持ち的には、
「副業」
でした。
「主」と「副」があったということですね。
さらに月日がたち、誰に対しても「この仕事が好き」といえるようになったころ、
「複業」
と呼ぶようになりました。
ダブルワーク。
自身が書く仕事と、比重が同じになった感覚です。
さっき、フォルダ内を整理しつつ数えてみたら、7月に書いた(この場合は「仕上げて送りだした」)受講生さんへのお返事が22件、かな? その前後でした。
公募スクールの連続講座やそれ以外の単発の添削講評などを、合わせて、です。
今、お預かりしているのが10件ちょっと(これは来月お返しします)。
この流れから行くと、まもなくこの仕事が「主」になるんじゃないかな。
この10年ほどのあいだ、わたしが「この仕事が好き」というたび、まわりの作家さんたちに驚かれてきた(「変わってるね!」などといわれてきた)ので、たぶん、わたしは少数派なんだと思います。
もし、この先も創作関係の添削の仕事に需要があって、やりたがるライバル(変わり者?)が少ないなら、わたし、
「添削講師の頂点に立つ!」
みたいな野望を持ってもいいんじゃないかな?
(いや、立たんでもいいけども)
別の表現をすると、わたしの講評が、
「モチベーションが上がりました!」
「デビューにつながりました!」
など、書き手さんの役に立てばいいな、という感じ。
自分を「役立たず」「不要な人」と感じずにすむのが、わたしにとっての「幸せ」だと思うからです。
まぁ、「夢想」みたいなものですけどね。
ちなみに、今の具体的な夢は「zoom添削(講評)」のシステム(スケジュールとか料金とか)を作ることです。
遅々として進みませんが。
作者さんと対話しながら、解決策(改稿の方向性など)を探るほうがいい場合もありそう、と感じているからです。