ちょっとしたきっかけで、考えてしまうことがあるのです。
「今」から何かになろう、なんて、手遅れなのかしらと。
もちろん、今から宝塚に入りたいとかオリンピックに出たいとか、そういうことは思っていません。
選べないものがあるということは、わかっています。
ただ……
気がつくと「これから何になろうかな、なれるかな」的に考えている自分がいるわけで……
能力の足りなさを思い知るたび、「わたしはもう、何にもなれないのかもしれない」と思ってしまうのです。
「人生100年、まだまだわたしなど小娘じゃん」という思いもある……いえ、そういう思いがあるからこそ、
「ほんとの小娘(失敬。若い女性のことです)なら、可能性もいっぱい持っているのだろうに(やっぱりわたしは老女じゃん)」
と考えてしまうのかもしれません。←暗いわっ
目指したら数年後に「児童小説家」になれたし、現役で「添削講師」を名乗れていますし、
「おまえは、それで十分じゃないか」
と、わたしの上記のような言動にイラ立つ方もあるでしょうか……恐縮です。
一応「目指す何か」になったことがあるくせに、さらにこの先、別の「何か」になりたいと思っているなんて、欲深なのかもしれないですね。
親の世代なら、会社は定年で「余生」とか言われていたであろうお年頃なのに。
いよいよ頭や体が動かなくなる日まで「何を目指せるかな」と考えたり、実際に目指してみたりしそうで……そして、実現できずに落ち込んだりしていそうで、この先の自分が心配です。
マジで。