先日、長年愛用しているネット上のメモ書きツール(正式な呼び方は不明)が4日ほどダウンするという「事件!」があった。
わたしはこの何年か、講評の草稿はもちろん、作品の草稿やプロット、ちょっと込み入ったメールの下書き、「今日の短歌」の集積などにこのツールを使っている。
ブックマークに置いたツール名をクリックするだけで、新規書き込みページが開き、書いているあいだは自動保存、そして全体が軽い。
もう、愛おしいといってもいいツールなのだ。
でも、講評と作品(本文)のバックアップは取る。
講評の場合、下書きが済んだら、ほかに2か所コピペする。
simplenoteとGoogleドキュメントに。
どれかが落ちても大丈夫なように。
……と口では言いながら、わたしは愛しのメモツールに依存しているので、推敲するのはそこだけ。
そして、推敲したものはバックアップしない。
今回、そんな推敲作業の最中にダウンされてしまったのだ。
未推敲の講評はもちろん、「さっき推敲を終えたもの」も、simplenoteでやり直し。
これまで推敲に使っていないし、わたしにはsimplenoteがイマイチ使いづらいので……愛用ツールがダメになっているせいもあって……重い気持ちで。
(simplenoteって、閉じるときや移動するとき、いちいち「バックアップできてませんよ、消えるかもしれませんよ?」みたく聞いてくるし。ちゃんとできてるくせに。いちいち「はい」ってクリックするの、面倒です。かまってちゃんなのかしら?)
ネット上での推敲が済んでから、初めてエディタに移します。
(そこで再度点検し、Wordで読み上げ、試し刷り、音読……とルーティンが続く)
結果として4日間だったけれど、二度と使えない可能性だってあった……。
バックアップがあったので(慣れないインターフェイスながら)推敲もでき、講評を完成させることが……予定よりちょっと遅めとはいえできた。
バックアップって大事だよね。
今回思ったのは、ダウンしたのが一か所だから助かった……ということ。
これ、「ネットが使えない状態になった」だったら、その復旧を待ちながら、また一から講評を入力することになったんだろうな。
(内容を覚えているとはいえ、時間はかかるのだ。キーを打つのが下手なのに)←入力歴約40年…
今回、バックアップがあったからどうにかなった……と思っているけれど、「ネットにつながらなくて作業ができなくなる」という事態だって、この先「ない」とはいえなことに気づいた。
(遅ればせながら)
それで、一時的な「草稿保存用」のファイルを作って、PC内にも保存することにした(仕事が終わったら、消せばいいので)。
作業が一個増えたけど、こうしておけば、ネットがつながらないときもどうにかなる。
停電したら……?
そのときは諦めます。
(わたしのノートPC、バッテリーがダメになっているので)
復旧したメモ書きツールには、膨大なメモが眠っている。
作品のアイデアも、誰かの住所も、その他の日常的な覚書も。
もはやバックアップなんて、しようもないほどの数だ。
いつか、本当にダメになったら(サービスが終了したら)そのときはあきらめるしかないと思う……残念だけど。
改稿をはげましQにAしてはネットの海のあちこちに撒く (今日の短歌)