羞恥心が鈍ったからか、プライドが底をついたからか、それとも「成長」したからか……。
そのどれも、かな。
少なくとも当時のままだったら、人に見せようとは思わなかったはず。
「変化」はしたのでしょう……30年近い時間のうちに。
この夏、オンラインで童話講座的なものをさせていただきまして、そのとき、自分の公募時代やデビュー当時のことを思い出そうと、過去の「あれこれ」を詰め込んだ荷物を天袋から降ろしました。
大小の箱や収納ケースに詰まっているので(それでも全部ではないけど…)積み重ねると胸の高さほどに。
中には「もう要らないであろう」と思うものがかなり入っていたのですが、オンライン講座が終わったら酷暑の日々で、とても片づける気になれなくて。
11月も去ろうというときになってようやく、重い腰をあげました。
自分の作品が載ったものなどはもちろん捨てませんけれども、「なくてもいいか」と思うものは一斉に処分しました。
たとえば、
・表彰式前後の連絡(ホテルはここです、とか)
・賞金・賞品の目録(賞金自体、ではない)←そもそも、すでにない。
・取材されたり寄稿したりして送られてきた新聞・雑誌(まるごと3部も保存してたりしたので、1部だけ残したり、載ったページだけにしたり)
・ファックスで届いたゲラ(もう、薄くなってます)
などなど……。
「なんで、この本、3冊も持ってるんだろう」といぶかしみ、処分しようとしてよく見たら、自分の作品が掲載されていたり……(ボケ過ぎ)。
ホント、いろんなものが見つかりました(くりかえしますが、そのときに積んであった箱の中だけの話です)。
処分大会の結果、半分ほどの量になりました。
この記事に載せているのは、知る人ぞ知る(けっこう経験者さんがいるんじゃないかな?)某童話通信講座の受講票的なもの。
受講動機(「初心」ですね)を書く欄があって……。
わたし、こんなことを考えておったのだな、とおかしかったので、処分前に写真を撮りました。
「一度でもTOPを経験すれば、すべてに自信が持てる気がします」
当時のわたしはそう書いているけど、「ふふふ( *´艸`)」だな。
その後、数回「TOP」をいただけたけど、今「こんなん」やもん。
いろんな形で、似たようなことをいってきました。
「デビューすれば」「著作が10冊を超えれば」「10年現役でいられれば」云々。
どれも、「ふふふ( *´艸`)」やん。
そう考えた過去の自分をバカにするつもりはないけど、ちょっぴりはずかしくもあるのです。
まぁ、「一生懸命だったんだ」と思うことにしましょう。
・・・
ところで、その童話講座、6回連続ですが、添削の大半はスタッフの方(お弟子さん?)がされているのですよね。
先生がコメントをくださるのは、最終課題だけでした。
gotomiwaの講座は全部、わたしひとりでやっております。
数行のコメント、ではなく、原稿用紙数枚分の講評をお返ししております(もっと短いことも、もっと長いこともあります)。
どちらが良い悪いではなく、同じく「通信講座」と呼んでいても、ずいぶん違うなぁという話です。