年末なので、後日譚シリーズを続けます(開き直り)。
今年の「わたし的事件」のひとつは「エスペラント語の中級講座の受講」だと思います。
ホントは、初級講座からやったほうがいいくらいの「実力」なのに。
でも、わたし、高校時代と20代、すでに2回、初級講座を受けているので、
「ついていけなくても、むずかしいところにしがみついたほうがいい」
と思ったのです(で、ベテランの方ばかりの読書会にも入れていただいた)。
今年は、中級講座(通信)もはじめることになったわけですが。
勉強するって、おもしろいですね。
テキストは小説等々の一部分を使っていて、
「分割されたエス文の音読、各10回」(ただし、誰も聞いていないのでミスっていても自己責任)
「指定された語を使ってのエス作文」
「朗読音声を聞いての書き取り」(次の課で勉強する文章。予習というか、心構えができる?)
が主軸です。
わたしがいちばんに、「これ、楽しい!」となったのは「書き取り」。
全然聞き取れない単語が、何度か聞くうちにわかったり、文脈から推理して見つけたり(←聞き取ってへんがな…)。
ミステリーみたいなんです。
楽しすぎて、課題が遅れたほど……。
次に「楽しい!」となったのは、音読。
先生は最低5回読みましょうとおっしゃるけど、わたしは「受講料がもったいないので」(真面目だからじゃないよ)ちゃんと10回読みます。
それで気づいたのは、前の課で「書き取り」をした文章ほど音読がしやすいということと、初見では意味不明な文が5回目あたりから理解できてくるということ。
特に後者は、ミラクルなんです。
ぼやけていた輪郭が、ふーっとクリアになる感じ。
最近、その瞬間が来るのを楽しみに音読してるわ……。
最後が、作文。
このブログをごらんいただければおわかりかもですが、エス作文も基本、
「いかにしょーもないことをいうか」
を基準に考えているので……まぁ、ほとんどの場合、成功しないのですが、そのことが楽しいのです。
(「鏡よ鏡。っていったら、映すのを拒否した鏡が粉々に」みたいな作文に、先生が◎をつけてくださって、ハッピー♪)
講座修了には非常に時間がかかりそうですが(まだ3分の1だもの)この、
「できる、わかる、変わるのが楽しい!」
という気持ちを、童話の添削講座の受講生さんたちが感じてくださるのだろうか、というのが、実は(エスペラント中級講座の)裏の課題なのです。
……わたしだけの、ですけどね。
「ダメ出しと励ましのgotomiwa」というのが、わたしのキャッチフレーズなのですが(って、どこかに書いたかな?)そこから先……受講生さん自身が「わたし、書けるようになったなぁ」と感じてもらえるんだろうか、というのを考えているのです、最近。
これは来年の……いや、60代の課題かもしれません。