映画の話。
以前から気になっていた……たまに誰かが「お勧め」しているので存在を知っていた怖い映画「エスター」を観てしまった。
ホラーを観る気になるなんて、よほど体調がよかったんだろう。
観る前は、「怖い映画」なんだと思っていた。
観てみたら、「驚く映画」でもあった。
エスターという少女が「なぜ」このようなキャラなのか……全然読めなくて。
「ああ、そういうことか!」
みたいな。
読めなかったのはわたしの勘が鈍いからなんだろうけど……原因のひとつは、
「聖ロザリンド」(わたなべまさこ)
を思い出していたからじゃないかな。
この漫画、知ってます?
子どものころに読んで、忘れられなくて、おとな(中年)になってからkindleで買ったよね……その年になっても怖かったよ。
ロザリンドの話をすると、「エスター」のネタバレ的になってしまうのだろうから、わかる人だけわかっていただければと思います(不親切でごめん)。
脱線するけど、この映画、目の保養(?)もできます。
エスターも「美少女」なんだけど、主人公の娘ちゃんがね、すごくかわいいんです。
難聴(というのかな?)の子の役を、実際に耳に障害がある子役さんが演じているのですが、とにかくこの子がかわいいの。
そして、眉の演技が素晴らしい。
さて。
「怖い」とか「驚く」とか書いたけど……そう書いてしまったけど……これは「悲しい映画」なんじゃないの? と、わたしは考えている。
もしもエスターと同じ境遇の人がいたら……いるのかどうかも知らないのだけど……このように描かれたくはないんじゃないかな、と思うから。
ネタバレになるので、ここまでしか書けないけど……ちょっと考えさせられてしまったわ。
ホラーって、むずかしいね。