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夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「100回目」の12回目。

とてもとてもありがたいことに、拙著「100回目のお引っ越し」をまた刷っていただきました。

12刷。

この本が出たときに生まれた子が、そろそろ主人公の年齢になるんだなぁってことも感慨深いです。

 

1冊の本ができるまでには「いろんなこと」があります。

「あのとき、あの編集さんの提案がなかったら」とか。

「あそこで、この出版社の方と出会わなかったら」とか。

作者の「このお話を書きたい」というモチベーションとは別のところに「きっかけ」が潜んでいたりもするのです。

 

「100回目のお引っ越し」にも、それがいっぱい。

あの震災がなければ(このように)書かなかったし、とある作家さんの死がなければ出版につながらなかった……。

作者だけにしか見えない……個人的なドラマがあるのでした。

 

それが本になって10年あまり。

版元さんや編集者さん、これまで手に取ってくれた子たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。

3月10日という日付、響くなぁ……