今年はリアルな童話教室を体験し、打ち合わせなども含めて十数回「電車通勤」した。
「朝のラッシュ」を久々に体験した、ともいえる。
ラッシュ時の電車内って……言うまでもなく、動けない。
ひしめき合った状態で「きょろきょろ」するのもおかしいから、目を伏せ、一点だけをぼうっと見ていることになったりもする。
そのせいだと思うのだけど、今年はよく「よその誰かのバッグ」を見た気がする。
人さまのバッグを見るシュミなんて、なかったのに……。
淡い色だし無地だから、汚れがつくと隠せないよねー、困るよねー、とか。
知ってる! そこにさがっているのは「ちいかわ」だよね! とか。
(ちなみに「ちいかわ」のことは、よく知りません)
こうなるということは、わたしのバッグも「見られているかも」ということ。
ついつい気軽に使えるものばかり使ってしまうので、薄汚れているし、角は擦り切れているし……ヤバい(昭和の用法)状態なのがバレバレ、ということ。
(今ごろどこかの誰かがブログに書いているかもしれない。「電車の中でひどいバッグを見たわ」とか)
コロナ前から使っているバッグたちは、どれもこれも似たような状態だ。
来年はせめて、擦り切れていないものを使おうかな。
それ自体が重いバッグは、疲れるから却下。
なで肩ゆえに(そして両手を空けるために)斜めがけかリュック推奨だ。
教室に行くなら、原稿(A4サイズ)がきれいに入らないといけないな。
お財布とスマホが取り出しやすくないと、改札口やレジでもたつくぞ。
どんな色の服にも合う色がいいな(紫の服に黄色のバッグだと、焼き芋になる)。
ひとつですませたいから、季節に関係なく使えなくちゃ。
気兼ねなく床に置け、自転車のカゴに突っ込めることも大事だよ(だから、汚れたり擦り切れたりするんだぞ)。
などなど。
「バッグにうるさい老女」爆誕である。