センダンという木を初めて「見た」ときは冬、大豆みたいな実が「グループ化」しつつ、いっぱい枯れ枝についている姿でした。
「あれはなんだろう?」
と心に引っかかったけれど、調べようと思わず、調べる方法も思いつけなくて。
(とっくにネットを使っていたのに。知らない植物を調べたこともあったのに)
その後、調べて「センダンというらしい」というところまでわかりました。
次に気づいたのは、花。
道端に散っている小さな花の「出所」を遡ったら、センダン(あの冬に実がなっている木!)に行きつき、
「こんなふうに花が咲くのか!」
と驚いたのです。
実がなるってことは花も咲くんだろうに……こんなあたりまえのことに、なぜ思い至らなかったんだろう。
って感じですが、先日センダンの木の下を通ってびっくりした……
いや、びっくりする自分にもびっくりした。
初夏に花が咲き、冬に熟した実がつくなら、その間はどうなってるのよ?
当然、「青い実」があるはず。
そんなことにも思い至らなかったとは!
わたしの好奇心、わたしの想像力、どうなってんのよ?
老化?
これが「老化」なの?!
自身にがっかりもしながら、自転車を止めて、いそいそと撮影するわたしなのでした。