あつさ。
まず「暑さ」って変換されて、そりゃ夏のあいだにさんざん使った言葉だからなって溜息をつき、次の変換候補が「厚さ」で、あーそーですねわたしの皮下脂肪ですねーとヤサぐれた気分になり……
タイトルをちゃんと書くのに手間取りました。
ほしい変換は「熱さ」。
でも、その熱さは、ほしくない。
添削講評の話です。
最近、リアルでも通信でも熱くなることが増えました。
理由はいろいろだけど。
(トシのせいもある???)
「ああ、この書き手さんは、このクセから抜けられないんだな」とか。
「なんで、そんなことにこだわるの!」とか。
そんな、マイナス方面の原因のこともあります。
「絶対にあきらめないでほしい」とか。
「臆せず応募して!」とか。
いわばプラスの理由であることも……。
いずれにしても、わたしには負担……いえ、講評する仕事自体はあいかわらず楽しいのだけれど、
「ああ、今、熱くなっておるな」
と自覚することが負担なのだと思います。
わたしは「クール目」に生きていたい。
映画や小説に心を動かされるのは好きだけど、自身の実生活では「へー、ほー、ふーん」でやっていきたい、と思っているのです。
(出張帰り、夫が救急車に乗せられる=交通事故、軽傷=という場面に出くわしたときも、近寄っていって「あれー、そこで何やってんのー?」な反応だったので、救急隊員に「この野次馬、何なんだ?」と不審がられた……まちがっても「きゃあ! あなた、どうなさったの? 何があったの?」みたいにはらない……)←そもそも夫を「あなた」とは呼ばないけども。
「生活」と「仕事」は違うってことなのかなー。
実際、どんな場でも(リアルでもそうじゃなくてもという意味です)目の前にある、どなたかの作品に対して、「へー、ほー、ふーん」でいられないのです。
その作品が不備だらけのときも。
「これ、活字にしましょうよ!」と思うときも。
そんな自分がイヤなんだけど……しょっちゅう「(自分のことが)イヤになる」んだけど、この仕事は好きなんですよ……。
自分をフーフー冷ます方法を見つけるのが、大事なのかもしれないです。
どうせ熱いなら、カロリーも消費できてるといいのになー。