GWの初めは二日続けて藤を見にいきました。
どちらもすごい人出で、藤棚は美しく…35年も愛知県民でいながら、初めての体験でした。
(江南の藤は30年くらい前から話に聞いていたし、別の季節にそばを通ったこともあるのですが、津島のほうは情報からして「初」なのでした)
わたしは、おとなになってから愛知県民になりました。
学校や職場に通ったりもしていないので、県内の「地理」がほとんど頭に入っていません。
地名・地理に戸惑うたび、小学校の「社会科」の力って大きいな、と思います。
自分の住む都道府県について習うのは、今でも3、4年生なのでしょうか。
わたしはその年頃、東京都民でした。
頭も柔らかい(記憶に残りやすい)ころです。
当時だって頻繁に電車に乗ったりはしていないのに、日常的に耳にするせいか、地名にはかなりなじんでいました。
よく、地方の人は東京の地下鉄路線図を見るとめまいが…的なことをいわれますが、わたしは平気でした。
地名自体は「おなじみ」だからです。
丸に十字、みたいな名古屋の地下鉄路線図のほうが、未だにアウェイ感満載です。
(適当な例ですが、東京なら「本郷」と「大門」のおおよその位置はわかるのに、名古屋・東山線の両端、「高畑」と「藤ヶ丘」は位置どころか、どっちがどっちか今でも迷います)
もちろん、個々の駅に詳しいわけではないので、東京にいくとしょっちゅう「この駅での乗り換えってこんなに歩くの?」とあわてたりはしていますが。
今回も、帰宅後に地図を調べて、「江南ってこんな方角だったんだ!」「津島ってここにあったんだ!」と理解できました。
気分は小学生です(?)。
蛇足ですが、江南の読み方は「こうなん」、津島は(読み違えにくいと思うけど)「つしま」です。
以前、愛知県には尾西(びさい)という市があったのですが(現在は一宮市の一部)何かの事件があった際にTVレポーターが来て、深刻な顔で現場を歩きながら、「おにし」市と呼んでいたのを覚えています(その後スタジオで訂正)。
30年以上暮らして「この程度」ですから、レポーターさんを笑えません。
土地になじむって、けっこうたいへんですね。
ちなみに、ちょっと前にヒットした「江南スタイル」の「江南」は「カンナム」です(蛇足の爪先)。