わたしは独立した仕事部屋を持っていないので、「仕事場」には日常的に家族が出入りすることになります。
間違って置き場所を動かされたり、最悪の場合廃棄されたりしてはたいへんなので、預かりモノに「さわらないで」というメモをつけようとしたら、なぜか、ふっと浮かんできたのが、
ノリ・メ・タンゲレ
という言葉でした。
復活したイエスが、自分に手を伸ばしてきたマグダラのマリアに向けていった言葉だとか。
いえ、わたしがこの言葉を知ったのは、SF漫画のタイトルとして、なんですけども。
「ノリ・メ・タンゲレ/私にふれるな」(原案:麻城ゆう/漫画:道原かつみ)
コミックスがいつのまにか手元からなくなって、もう10年単位で読んでいないのですが、この言葉(タイトル)がいきなり蘇ったら、改めて、こういうタイプの作品が好きだったなー、と思い出しました。
歴史上の有名人が実は……的な話が。
(イエス・キリストって「歴史上の有名人」かな?)
そういえば、高校時代にハマった「百億の昼と千億の夜」も。
わが家のトイレにコミックスが並んでいる「聖おにいさん」も。
映画を見ただけだけど、「ダヴィンチ・コード」もその仲間かな。
少女時代、学習雑誌の付録などで「ジンギスカン(当時の表記)は源義経だった!?」みたいな話を読むのが好きだったもんなー(ほぼ信じてた)。
「キリストは日本にもやってきていた!?」とかね(ほぼ信じてた)。
意識して集めたわけじゃないので、きっとわたしの知らない有名どころの作品もまだまだあるんじゃないかと思います。
「あの本、読んでおけ」「この映画が、そうだ」なんて、ご教示いただければ幸いです。
前述の『預かりモノ』には「ノリ・メ・タンゲレ」と、太いマジックで書いておきました。
家族には通じないと思うので、日本語付きで。