「ハイキュー!!」が終わってしまった……。
朝の3時台に、最終45巻を読みました。
まぁ、本誌で連載を読んでいた人にとっては少し前に終わっていたのですが、コミックス派のわたしは発売日の今日が「終わり」です。
「ハイキュー!!」とは排球、バレーボールの話です。
何年も読んできたけど、わたし、未だにそのルールが頭に入っていません。
いいかげんな読者です。
でも、毎巻、楽しかった。
どの巻でも一度は泣いていた気がする…。
本当にうまい。うまいとしか言いようがない…。
この作品の「すごいところ」はいくつもあるんだけど、わたしがいちばん好きで「神業か」と思うのは、
「悪者がひとりも出てこない」
ってところです。
嫌いになれるキャラが、全然いない……
バレーボールの試合を描くんだから、その都度「敵」(対戦相手)はいるのだけれど……試合中に「ヤな感じ」だった相手もいるんだけど、「ヤ」では終わらないのですよね。
あと、トップクラスになっていく選手の物語ゆえ、わたしから見れば十分(努力っぷりや身体能力が)超人的なんだけど、全員「普通の人間」(天童でさえもね)っていうのも、すごい。
魔法も超能力もなしに、こんな戦いを描けるんだ……
文学性の高さに感動するし、とんでもない伏線の張り方に感嘆するし。
誉めだしたらきりがない……
アニメも舞台(2.5次元ですね)も今は観てはいないけど、それでも原作は最後まで見届けずにいられなかった……
連載中に読みはじめて、最後までって……わたしにはめずらしいことなんです。
45巻(8年半だそうな)も続いたら、途中でフェードアウトしてしまうのが常だもの。
飽きっぽいんですから。
(完結している作品を大人買い的に最後まで集めることはあれど)
バレーボールのルールは頭に入らなかったけど、「ハイキュー!!」のおかげで知ったものもいっぱいあります。
「自分は絶対、セッターをやりたいタイプだ」
という発見もしました。
ありがとう。
心から感謝しています。