9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

きれいな原稿をください

いろんな場でしょっちゅう言っているから、「それ、gotomiwaから聞いた」という方もあることでしょう。

 

「原稿はきれいに仕上げてね」

 

記号の使い方を標準的なものにして、段落の分け方に(ご自身なりに)こだわって、プリントアウトの書式も工夫して(ご自身が「これなら読みやすい」と思うものでいいので)。

原稿そのもの……見た目を含めて「作品」と考えていただけると、わたしはうれしいです。

 

遠い昔(わたし自身の公募時代)、こういわれました。

「受賞する原稿は光って見える」

 

わたしも今、選考委員として同じことをいっています。

かつて聞いた「光って」というのはもしかしたら、スピリチュアルな意味だったのかもしれないけれど……

わたしはどちらかといえば「物理的(?)」に。

受賞する作品……最終に残るような作品は、パラパラッとめくっただけで「書けてるな」って感じるのです。

文章のバランスのよさとか、わかりますから。

それ以上の判断は、読まないとできないとしても。

 

『中身がよければ、原稿なんてどんなふうに書いてもいいでしょ』

そうかもしれない……

きちんと書かれていても、内容がダメってことはあります(残念ながら、これはこれでよくあります。創作歴の長い方にありがちです)。

 

だけど、めちゃくちゃな書き方の最終選考作って、出会ったことないです。

まして、受賞作なら。

(正直言うと一度だけ、「あー、この書式はやめてー。縦にも横にも読めるからー」というのがあったけど、10年以上も覚えているくらいレアなケースなの)

 

こんなに愛しているんだから許される、と殴り書きしたラブレターを出す人はいないでしょう?

作品が大事なら、セットで、原稿そのものの作り方も身につけてほしいのです。

覚えてしまえば、慣れてしまえば、苦もなくできることなので。

よろしくお願いします。