9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

大きくなったら何になる?

三連休、(エアコンを求めて)同じ部屋で寝ている長女を見て思い出した。

彼女がうんと幼いころ、

「お母さんは大きくなったら何になるの?」

と聞いた……。

 

うーん、童話作家、かなー?(心の声である)

 

その話を新聞に投稿したら採用され、その後ラジオ番組に呼ばれて、そこでも「童話作家になる」と宣言し……みたいな話は以前から何度か書いている。

(その後、どうにか作家になり、座る生活のせいもあって、体格も大きくなったのはナイショだ)

 

マチュアのころから、童話賞への応募を経て(表彰式で仲良くなるなど)「書く人」の友だちは増えていった。

商業出版デビューが決まって「ネットデビュー」してからは(わたしは、デビューが決まるまでネットに顔を出さないと決めていたのです)当時あちこちにあった電子掲示板で(もちろん自身のサイトでも)たくさんの「書く人」と知り合った。

 

そのことを考えていて、つい数えようとしてしまった……無理だったけど。

たぶん……余裕で3桁になると思うけど。

 

その中にはデビューして、現役バリバリの人気作家になっている人もいれば、いつのまにか姿を見なくなった人もいる。

デビュー(出版)するしないに関わらず、書き続けている人もいる。

はっきりと「あきらめました」と宣言した(交流が消えた)人も。

この世から去ってしまった人も……。

 

娘に聞かれてから30年近く。

童話作家になる」といっていたのに、「gotomiwa先生」になっている……。

わたしにとっては、まさかの展開なのだけど。

誰かから見れば、わたしは「姿を消した人」なのかもしれない。

(だって、新刊が並ばないものね)

 

未来はわからない。

でも、できそうなことはしたし、依頼されれば受けた……その流れに運ばれて今ここにいる。

もしかして、自分で思うよりはフットワークが軽かったのかも?

さだまさしの歌(「主人公」ね)じゃないけど、「あの分岐点に戻って選び直せたら」とはまったく思っていないから、わたしは幸せ者なのだと思う……人からどう見えてもね。

 

大きな病気等がなく、あと10年くらい活動できるとしたら……わたしは「何になる」?

最近、そんなことを考えている。

家族の在り方も変わっていくだろうから、全然違う場所で暮らしている可能性もある……できれば、常に柔軟に対応できる、「動けるわたし」でいたいなー。