ずーっと、頭の隅っこで気にしていることがあった。
具体的には書けないけど……「まちがってはいない。でもカッコ悪いから変更したい」みたいなことだ。
10年以上……いや、15年以上か……そのままなんだから、今さら変えなくても、という気持ちもあるし、実際、先方にもそういわれそうだ。
しぶられたら、そこをさらに押す元気はないかも……。
頭の隅っこにあったものが、昨夜ふと、おでこの真ん中あたりに浮かび上がってきて、「これ、改善してください」とお願いしようと思った。
とはいえ、当時の成り行きを説明できないと……と思い、今朝は、過去のファイルをさかのぼってみた。
何しろ、「それ、ほんとにあなたがやった仕事ですか?」と聞かれたら困るくらい、自信がない……記憶が曖昧……。
だから、「そうなんですよ」とにっこり断言できる資料がほしくて。
その仕事が西暦何年のことかさえ怪しかったので、それを確認するところから。
(12月から1月にかけてだったので、探すのによけい手間取った。「会議のあと暗い中を自転車で帰った、慣れない道で怖かった」という強烈な記憶はあるために「12月」ばかり検索していたけど、手掛かりが見つかったのは翌年「1月」のメモだった)
とにかく、当時の、担当者さん(名前を忘れていた)とのメールのやり取りも見つけ出すことができた。
アプリケーションが壊れて読みだせなくなっていた、当時のメーラー(Edmax)の送受信のテキストが保存されていたから。
そうだそうだ、最初は先方から突然メールがあったんだ……。
担当者さんの名字の読み方は、こうだったんだ(漢字を見ただけでは正確に読めない)。
打ち合わせや会議で、何度か会ってるんだ……(顔も思い出せないけども)。
疲れ切って、今はそこで止まっているけれど。
「改善」を頼もうと思いついた昨夜は、今すぐに電話して直談判だ! みたいな気持ちでいたくせに。
(落ち着いてメールを書けばいいかなー、くらいのテンションになっている今朝)
それはそれとして、当時の日記や送受信メールを遡っていたら、なつかしい名前がいっぱい出てきて……。
メールの内容は読んでいないけど、数年分の仕事が「走馬灯のように」思い出されてきて、それで力が抜けちゃった……のかもしれない。
関係がうまくいかなった編集者さん、すでに退職or異動された編集者さん、もうこの世にいない作家友だち……そんな名前も見てしまったしね。
外付けハードディスクの中を捜しまわって、やっとたどり着いた「はい、わたしの仕事です」という証拠。
やはり、何とかせねばなるまいな。
気力が復活したらね。