或る日、gotomiwaの舌先は気づいた。
「こんなところに、穴がある……」
毎日さわっている口の中だ。
見(?)慣れないものがあれば、わかるのだ。
gotomiwaの舌は、持ち主に知らせた。
「穴、空いてますぜ」
持ち主は、ぶーたれた。
「詰め物、取れたんかな?」
……なんて、へんてこな物語風に書いてみたけど……面倒だからやめて。
こんな穴はなかったはず。
きっと、何か詰めてたのが取れたのよ。
そう思い、かかりつけの歯医者さんに予約しました。
歯医者さん、本当には2年ほど前に行くつもりでした。
そう、還暦記念の歯科健診に。
でも、当時はまだ、コロナ禍真っ最中だったし。
「どうしても見てもらわねば」でもないのに行きづらくて。
かかりつけなのに「かかってなかった」のです。
ネットで「歯」の話題を見聞きするたび、来月の誕生日前後には健診に行こうかな、という考えが脳をかすめていました。
もちろん、自分なりに努力も。
診てもらわない代わりに、電動歯ブラシとか、お高いのに替えてみたりして、歯の違和感には注意していたのです。
その違和感が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
(いや、この記事、なんかテンションが変じゃないか?)
わたしは詰め物が取れたのかなと思って出かけたのですが、そうじゃない感じ?
虫歯になっていた(軽い状態?)みたいです。
ガガガとか、キーンとか、おなじみの音を聞きながら、治療していただきました。
穴的なものは、なくなったようです。
(自分でよく見えない位置なので他人事のように書いていて、すみません)
びっくりしたのが、その日、一回だけで治療が終わってしまったこと。
(そういわれて、思わず「え?」と返してしまった)
歯医者さんのイメージって「通院」だったんですもの。
特に、「穴」とか「虫歯」とかなら。
(知覚過敏や口内炎で行ったときは、通わなかったけど)
削って、仮に詰めて、型をとって……みたいな感じで毎週通うものだと。
だから、次の週の予定も確認してから出かけたのに。
歯医者さんの治療って、進化しているんだろうなぁ。
何度も通ったり、「はい、15分間、ぎゅっと噛んでいてね」的な「何か」があったり、うんと子どものころは、痛がると「ここまで放っておいた自分が悪いのよ」みたく叱られたりしてた思い出……。
まぁ、自分が悪いんだとしても、痛みより「ガガガ」より、歯を悪くすることに罪悪感みたいなものがあり、出かけるのに気が重かった……そんな気もします。
今のかかりつけの先生はもちろん叱らないし、ちゃんと説明もしてくださるし、心理的ハードルは「ない」んですけどね。
でも、「通う」イメージは強かったので、一回ですんだことをありがたがるより先に、戸惑ってしまったのでした。
(遅ればせながら、ありがとうございました)
ほかの歯は特に何も言われなかったので(ちょっと掃除をしていただいたけど)ホッとしました。
約2年前に来られなかった(来月行ったかもしれない)健診の代わりにもなりました。