9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

この世界に居続けるということ。

わたしはいつも「いいこと」があるといいなぁと(他力本願的に)祈っているヤツですが、この何日かは「いいこと」しかなくて、感謝でいっぱいになるとともに「反動が来るんじゃないか」と怯えたりもしています。

 

その「いいこと」たちについて考えていて……それらは当然ながらどれも「つまらないこと」ではなく、ブログの趣旨から外れてしまうため、ひとつひとつは今は書きませんが、ひと言でいえば、

「二十数年、業界の隅っこに居続けてきたからこそ味わえたもの」

です。

 

若いころ書いた作品が未だに(来年度も)教材に使っていただけることも。

拙作を読んでくれた少年少女が、大人になった今もそれを覚えていてくれることも。

 

わたしは「引退」のことばかり考えているヤツですが(すみません)居残れば居残るほど、新たな体験も増えていくのだなぁと、改めて考えています。

 

gotomiwa先生として出会う中には「一生に一冊でいいから本を出したい」みたいにおっしゃる方がいるけれど(それは本音じゃなく、控えめに遠慮されているだけかもしれないけれど)その一冊で「終わる」ものではないことは、ぜひ知ってほしいです、

そして、ぜひ、続けてほしいです。

 

新たな収入を生むわけではないので(教材使用や重版は収入になりますが)この表現は正しくないと思うけど……経済方面の人にも苦笑されちゃうかもしれないけど……イメージとして、

複利

……かな?

長く続けるほど、思いがけない実りが生まれる(それに出会える、味わえる)……そんな気がするのです。

 

そうですよ、この世界に居続けなくちゃ。

だって、「今年出た本」について、誰かに「子どものころに読んでいました」といってもらえるのって、10年後、20年後だもの。

元気で長生きしたい(その声が届く場所にいたい)って気持ちになるじゃないですか!