今週のお題「大発見」
はてなブログのお題です。
発見してくださったのはドクターですけども。
ドクターにとっては日常的といいますか、「大」ではない発見だったと思いますけども。
わたしの父の話です。
彼は認知症で、短期記憶が保てません。
それでいろいろと、家族は困ったりもするのですが、全体的には「かわいいおじいちゃん」みたいになっています。
実質※次男坊で元営業マン、明るくおしゃべりで、かわいがられ要素はこれまでもあったのかもしれません、わたし自身が「娘」だから客観視しづらかっただけで。
(※「実質」なのは、彼が幼いころ=戦時中に長兄が亡くなっているため)
将来、認知症が避けられないなら、じーちゃんのようになりたい。
と娘や孫たちにいわれている父です。
(身近な家族が疲弊するような状態になる方もあるからです。そして、それは「現在」の姿から予測はしづらいです)
でも、父は「ついさっきのこと」が思い出せない(記憶に残らない)ので、
『ときどき出て10分程度で消える胸の痛み』
があるって、治まった後で家族に伝えることができなかったのでした。
そう、言葉どおりの「胸痛」です。
詩的な「胸の痛み」じゃなくて。
この何週間か不調だったらしいのです。
もともと「不調な日もある」ので、家族も重大なことと捉えなかったのです(最近テレビも見ずに寝てることが多いね、くらい?)。
話をちょっと端折りますが、「狭心症」でした。
普段は治まると忘れてしまう胸痛をキャッチアップできたので、母がかかりつけ医に連れていき、そこから市民病院に直送(?)されて。
わたしのところまで情報がうまく伝わらずに「長い入院になるかも」と言われたりしましたが、結果からいいますと、一晩で帰ってくることができました。
市民病院では、すぐに検査→発見→手術……あっというまだったようです。
腕からカテーテルを入れて、ステント設置で、はいオッケー、みたいな。
術前・術後の画像を比べると、血管の太さが全然違うよ!
血の巡りって大切ね!←わたしの発見
そもそも、胸を切り開かなくてもできるって、すごいよ!
科学の力にもびっくりです。
「認知症が避けられないなら、じーちゃんのようになりたい」って上に書いたばかりですが、わたしが父の年齢になるころには科学(医学)はもっと進歩して、「ああ、あのころは認知症ってあったよね」なんて、なつかしめるようになっているといいなぁ。
「じーちゃん」は何度説明しても自分の手首が青い理由(手術したところの皮下出血)を覚えませんが(でも目に入るから「これは何だ?」と知りたがる)、全身に血が通うようになって活力がよみがえったのか、久しぶりにお散歩もしたそうです。
わたしもそろそろ骨がくっついたと思うから、がんばって歩かないと。
今まで買ったことがない色の、新しい靴がもうすぐ届くしね!
(昨日の記事をご参照ください)