よい子は真似をしないでね。
読書会の「前夜」ではないので、正確には一夜漬けとは呼ばないのかもしれませんが、間近になってから一気に準備……ってところが一夜漬けっぽいのです。
いま読んでいるのは、コロナ禍に世界中から応募されたコロナにまつわる掌編小説集(この説明でよいかどうかは自信ないですが)。
読んでいると、ほんの数年前のことなのに……あんなにたいへんだったのに……当時のことをけっこう忘れていると気づきます(読むと思い出させられるということは、忘れているってことだものね)。
ところで、上に無意識に書いちゃったけど……。
「世界中から応募」って、すごくない?
ブラジルの人が書いたものも、カナダの人が書いたものも、イランの人のもオーストラリアの人のも……お互いにわかるし、わたしもほぼわかる……辞書があれば。
内容が読み取れるというだけではなく、全作の題材がパンデミックなので、そこに描かれている「状況」や書き手の「思い」も共有できるのです。
わたしの夢のひとつは、エスペラントでオリジナル掌編小説を書くこと(日本語で書いて、それを訳すのではなく)。
この本の企画に応募してきた世界中の人がうらやましいです。
ずーっと「書きたい」といっているのに、わたし、まだ全然書けないもんね。
せめて、自作の訳からはじめてみようか……
書いた人によって(その内容によっても)わかりやすさはちがうけれど、辞書なしでわかる単語が多い作品を読むと、ちょっとうれしい。
内容はコロナ禍の「死」にまつわるものだから、笑って読むことはできないのだけども。