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夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

いいわけ鬼を退治する

ご先祖が鬼、という方にお目にかかったので、対抗して「桃太郎」です。

 

……ではないのだけど、帰り道で広告を見つけたのでパチリ。

拙著「秘密の菜園」(ポプラ社)のことをなつかしく思い出しながら帰りました。

 

タイトルから「秘密の花園」(バーネットor松田聖子)が発想源なんだろうと思われるかもしれませんが、実際は、とある漫画(当時身悶えるほどハマっていた)の、特に重要じゃないたったひとコマが「種」になり、育った作品です。

 

肥料になったのは、当時ときどき通る道沿いにあった家の裏の、低木化したローズマリーでした。

そして、その近所には素敵な(つまり庭が荒れた)空き家も……。

モデルになったその空き家はすでになくなり、今では新しい家が数軒立っています。

 

何もかもがありふれたもの。

でも、それを組み合わせて仕立てる能力が、当時のわたしには確かにあったのだと思います(これは、作家ならあたりまえ)。

いえ、今でもあるんだけど、当時のほうが瞬発力も書き上げる体力もあったんだろうな、と思います。

いま振り返ると「よくできたなぁ、自分」って思うもん。

思いついたものは全部、完成原稿にできたって感じ(活字になったものもあれば、ボツになったものもあるけど)。

 

今だって、「書きたいもの」はいくつもあるんです。

プロット的に(最初から最後まで)できているものが。

取材先さえ確保してある……

半分くらい書いてあるものもある……

でも、「原稿」として完成していない。

その部分が……その能力が落ちている気がします。

 

添削の仕事も当時より増えているけど(今年になって月間の最高件数を出したと思ったら、それが続いている状態です)……なんというか、それを「(書かない)いいわけ」に使っているような気もしなくもない……(いや、きっとそうなんだろうな)。

だって、子育てのもろもろ(PTAとか)やそれ以外のことがあっても、一年に5冊書けた(出せた)んだからね。

 

と気づいてしまったら、それをカイゼンするしかないわけで。

 

「桃太郎」には、わたしの中の「いいわけ鬼」を退治していただきたい。

ちょっと考えていこうと思います。

今、応募したい賞もあるんですよねー。

そういう挑戦もしていきたいのです。

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”サカタ”も”タキイ”も、もう社会人になってる年齢なんだなぁ。