9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

言葉で可能、実写は不可能。

昨日の続きの骨折話のふりをした(してない)創作関連話であります。

 

痛みが引いてきても、テーピングを濡らせないので湯船に入れなかった「マドロス」の時期のこと。

義母がいったのです。

「シャワーだけじゃ寒いでしょ、足をあげたまま、お湯に入ればいいじゃない」

 

いやいやいや、お義母さん、それは無理。

 

即答したわたしに、義母はけげんな顔をしていました。

まぁ、そうですよね、「足をあげたまま湯船に入る」という言葉には、文法的にも、おかしな点はないものね。

 

でもですね、これはまぁ(築三十年超の)わが家の浴槽ゆえの事情でもあるわけですが、左足を濡らさないように湯船に入るには、シンクロナイズドスイミング的に背中から(お尻から?)入って、まっすぐ下に沈む必要がありますね。

あるいは右足だけ入って、沈みつつ、どこかの関節をはずして方向転換……???

 

それに、左脚を浴槽の縁にかけておく格好でしか、湯に沈めません。

腹筋を保持しないと、溺れます。

湯から上がるときは、鉄棒の足掛けまわり的に、左ひざと両腕の力でカラダを持ち上げて……。

どう考えても「シャワーだけ」のほうが安全で快適です。

 

ここでいきなり、gotomiwa先生は「ああ」と納得するのでした。

 

ときどき、「やらかした作品」に出会ったり、自身がやらかしたりします。

言葉の意味は合っている、文法もまちがっていない……なのに、書かれている事柄を映像化すると、

「無理がある。ありすぎる」

となることが。

 

「この文どおりの行動をするには、三本目の手が必要では?」とか。

「彼、頭の後ろに第三の目がありますね」とか。

「いや、ちょっと待って、そのとき室内は暗いんだから、それを見つけることはできないでしょう?」とか。

 

わたしは『脳内の映像を文章に起こす派』。

(ほかの派閥のことはよく知りません……そもそも派閥なのか???)

単純な「腕三本」「第三の目」的なミスは、あまりしていない(つもり!)です。

でも、「うわぁん、この部屋を何らかの理由で明るくしておかないと、困るううぅ」と設定を見直したりすることは、たびたび、しばしば……(/ω\)

おまぬけです。

脳内映像が足りていない、ともいえるかな。

 

童話は文字で書くんじゃないんだよ~っていうと、驚かれることがあります。

(というより、文字で書くに決まってるじゃんと呆れ顔をされたりします)

だけど、「文字だけ」で書いていると「絵に(映像に)ならない」ことも起こるんだよ~、というわけです。

 

お互い、気をつけましょう。

自分が書いた文章を読み返して脳内で実写化する「確かめ算」を、忘れずにしようね!>自分