ノンフライヤー(またはエアフライヤー)と呼ばれている調理家電の存在は、10年くらい前から知っていたかも?
でも、普通にフライする(揚げる)ことにためらいはなかったし、オーブンレンジでも同じ料理が作れそうだし、と思って、「ほしい」という気持ちにはなりませんでした。
なのに、新年、ふと思いついて買ってしまった……。
実は、そこに至るまでの前日譚(?)があるんです。
まず、コンロのグリル(魚を焼くところ)が不調になってしまった……しょっちゅう火が消えてしまうのです。
晩ごはんの魚が時間までに焼けない!
つづいて、ヘルシオのオーブンレンジを処分した……これ、「お高い」んですけども。
いま思えば初期不良だったのではないかと疑うほど……「毎年修理が要る」ような状態でした※。
家族みんな、ストレス溜まりまくりだったので、昨年末、もっとシンプルなものに、思いきって買い換えました(メーカーは同じ)。
新しいオーブンレンジでも、お魚を焼くことはできるのだけど……。
「君には、電子レンジの部署で活躍してほしい」(人事部長か)
みたいな気持ちがあって……。
ガンガン「焼き物」に使えるんじゃないかと思い、ノンフライヤーを試すことにしたのです。
まだ数えるほどしか使ってないけど……鶏のむね肉を焼いて感動。
硬くしないために、これまではフライパンを使って、時間を計って、ようすを見ながら(ほぼつきっきりで)作っていた料理が、
「温度と時間を設定して、ポン」
みたいな手軽さでできてしまった(それも、ノンオイルで)。
むね肉のくせにけっこう「脂」が落ちることもわかりましたが、水分(?)はしっかり残っていてやわらかいのです。
「えー、これでいいじゃん!」
と、目から鶏皮がはがれ落ちる思いでした。
オイルをまとわせただけのフライドポテト(生のじゃがいもで作るタイプ)も作ってみました。
時間がたつとヘナッとするのは、マックフライポテトだって同じなんだから、できたてをいただけるならこれで充分です。
(ヘルシーだし! たぶん、オイルなし=素焼きでもできると思う)
もちろん、魚も。
ホッケの干物、家族3人分がふっくら焼けました。
それも、ほっておくだけでOK。
クッキングシートを敷けば、洗い物も出ないし。
フライパンやグリル、オーブンを使っていた料理……それらをノンフライヤーにどのくらい移行できるか、これからが楽しみです。
ホットクック同様、使用中は放置しておけるのもいいところです。
(電気の使い過ぎを避けるため、「調理家電の使用順」には気を遣いますが)
※この件は「不良」かどうか不明ですが、同じワット数でも(そのうえ同じメーカーなのに)新しい子のほうがレンジ能力が強いです。これまでの感覚で使うと、焦げちゃったりするくらい。